福岡市西区の串田正和行政書士事務所です

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就労継続支援A型事業所スコア算定について

障がい福祉サービス

就労継続支援A型事業所のスコア算定は、2024年(令和6年度)の報酬改定で5項目から7項目に増え、評価の「質」がより厳格に問われるようになりました。
令和8年度の提出は4月に終了しましたが、毎年基本報酬区分の見直し時に、スコア算定しなければなりませんので、次回の算定に向けて検討し、改善していくことが必要です。

改善のポイントは、単なる「現在の点数確認」ではなく、「どの項目を改善すれば報酬単価が1段階上がるか」逆算思考することが必要です。

現在のスコア表は、以下の7項目の合計点(最高200点)で基本報酬が決定されます。

1.労働時間(5~90点)    :最も配点が高い「主柱」
  ・計算方法 :利用者の1日の平均労働時間を算出します。
         平均労働時間が長いほど高得点になります。
  ・ポイント :「4時間30分以上」から点数が跳ね上がります。
         (例:4時間以上4時間30分未満 40点、
            4時間30分以上5時間未満 55点
            7時間以上        90点)     

2.生産活動(-20~60点)   :経営状態の反映(減点もある)
  ・計算方法 :「生産活動収支(売上ー経費)」が「利用者の賃金総額」を上回
         っているかを評価します。
  ・ポイント :収支がプラスであれば20点~60点と加点対象になりますが、収
         支赤字になりますとマイナス評価となります。
         収支のマイナスは減点対象となるため、高単価な作業の確保やコ
         ストの削減を図ることが必要です。

3.多様な働き方(0~15点)   :制度の整備
  ・計算方法 :「在宅勤務」「フレックスタイム制」「時差出勤」などの規定が
         就業規則にあり、かつ実績があるかを評価します。
  ・ポイント :項目の5つ以上に該当すれば15点。
         規定を整備するだけで加点を狙える「最も確実」な項目です。

4.支援力向上(0~15点)    :組織の底上げ
  ・計算方法 :職員の研修計画や、ピアサポーターの配置、外部評価の受審など
         を点数化。
  ・ポイント :研修への参加実績など、組織的な取り組みを「証跡(レポートや
         終了証)」として残すことが重要です。

5.地域連携活動(0~10点)    :外部とのつながり
  ・計算方法 :地元企業との商品開発や、生産活動等地域社会と連携した活動実
         績をインターネット等で公表しているか。

6.経営改善計画(-50点~0点)  :ペナルティの回避(0か減点か)
  ・注意点  :生産活動収支が賃金総額を下回る場合、経営改善計画書の提出が  
         必須となります。
         未提出や改善が見られない場合は大幅減点(-50点)となり、
         基本報酬が激減しますので注意が必要です。

7.利用者の知識・能力向上(0~10点) :支援の質
  ・計算方法 :一般就労に向けたスキルアップ支援を行い、その内容を公表して
         いるか。

※スコア方式は「前年度の実績」が翌年度の報酬を決めるため、年度末に慌てても手遅れになります。
生産活動スコアで減点を防ぐため、毎月の収支をリアルタイムで把握し、年度末に
「賃金総額 >生産活動収支」にならないよう改善することが必要です。

当事務所では、就労継続支援A型を中心に、障害福祉サービス事業所様のサポートをさせていただいております。
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